ホームページの効果がない原因は?集客と導線で切り分ける改善法

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「お金をかけてホームページを作ったのに、まったく問い合わせが来ない」——弊社へのご相談で、費用の次に多いのがこのお悩みです。
せっかく公開したのに反応がないと、「うちの業種には向いていないのかも」「作った会社が悪かったのかな」と、原因がわからないまま不安だけがふくらんでいきますよね。

結論からお伝えすると、ホームページの効果がない原因は、ほぼ「集客」か「導線」のどちらかに分けられます
つまり「そもそも見られていない(人が来ていない)」のか、「見られてはいるが行動につながっていない」のか。この2つを切り分けるだけで、やるべきことの8割は見えてきます。

逆にいうと、原因を切り分けずに「とりあえずデザインを変えよう」「ページを増やそう」と動いてしまうと、効いていない場所に時間とお金を使うことになります。
本記事では、効果が出ない4つの典型的な原因と、感覚ではなく数字で原因を見つける「計測→仮説→改善」の進め方を、中小企業・個人事業主の方向けにやさしく解説します。

この記事でわかること
  • 「効果がない」は、まず集客(人が来ているか)と導線(行動につながるか)に分けて考える
  • 効果が出ない原因は「アクセスがない/問い合わせにつながらない/ターゲットずれ/放置」の4つに集約される
  • 感覚で直す前に、計測→仮説→改善の順で「どこで落ちているか」を特定する
  • 改善は大改修ではなく、小さく試して効いた施策を残すのが近道

本記事の執筆者
ホームページ制作担当の執筆者・高橋丈太郎|中小企業のホームページ制作とWeb集客を支援する代表取締役

執筆者|高橋 丈太郎

株式会社SORAQ|代表取締役

株式会社SORAQ代表取締役。「成果につながるホームページ制作」をテーマに、中小企業のホームページ制作とWeb集客を数多く支援してきました。

「ホームページ制作担当」では、制作現場で培った経験をもとに、中小企業の経営者・ご担当者がそのまま実践できるホームページ制作とWeb集客のノウハウを、わかりやすく執筆しています。
(詳しくは代表挨拶をご覧ください)

目次

そもそも「効果がない」とは?まず集客と導線に分けて考える

「効果がない」と感じたら、最初にやるべきは原因を「集客」と「導線」の2つに切り分けることです。 ホームページの成果は、ざっくり言えば「訪問者の数 × 行動してくれる割合」で決まります。
どちらが足りないかで、打つ手はまったく変わってきます。

たとえば「月に1件しか問い合わせが来ない」という同じ症状でも、原因は正反対のことがあります。

パターン状態効いていない場所打つべき手
集客の問題そもそも訪問者が極端に少ない人を集める力(流入)SEO・MEO・SNS・広告など
導線の問題訪問者はいるが行動しない動かす力(コンバージョン)内容・電話/フォームへの導線改善

「集客」は、ホームページに人を呼び込む力。
「導線(コンバージョン導線)」は、来てくれた人を問い合わせ・予約・購入といった行動に動かす力です。
お店にたとえるなら、集客は「店の前を通る人の数」、導線は「入った人がレジまで進む案内」。どちらが欠けても、売上にはつながりません。

担当・髙橋

ホームページは「24時間働く営業マン」とよく言われます。
でも、お客様が一人も通らない場所に立っていたら(集客ゼロ)、どんなに優秀でも成果はゼロ。
逆に、人通りは多いのに名刺も渡さず黙って立っているだけ(導線なし)でも、やっぱり成果はゼロです。
まずは「うちはどっちのタイプか」を見極めるのが先です。

この切り分けをせずに改善を始めると、「人は来ているのにデザインばかり直す」「導線は完璧なのに集客を放置する」といったズレが起きます。
次の章で、4つの典型的な原因をもう少し具体的に見ていきましょう。

ホームページの効果が出ない4つの原因とは?

効果が出ない原因の大半は、「アクセスがない/問い合わせにつながらない/ターゲットがずれている/作って放置」の4つに集約されます。 前の章の「集客」「導線」に当てはめながら、ご自身のサイトがどれに近いかをチェックしてみてください。

原因大分類よくある症状
①アクセスがない集客検索しても出てこない。訪問者が1日数人
②問い合わせにつながらない導線訪問はあるが、電話・フォームに進まない
③ターゲットとずれている集客+導線来訪者と、来てほしい客層が合っていない
④作って放置している両方公開後ノータッチ。情報が古いまま

①そもそもアクセスがない(集客の問題)

訪問者が極端に少ないなら、原因は中身ではなく「人が来ていない」ことです。 どれだけ良いページでも、見られなければ成果は生まれません。
これは「集客」の問題で、もっとも多いつまずきです。

公開しただけで自然に検索上位に出ることは、基本的にありません。
会社名で検索すれば出るけれど、「地域名+業種」などお客様が実際に使う言葉では出てこない——これが典型的なパターンです。
集客のチャネルには、SEO(検索対策)、MEO(Googleビジネスプロフィールでの地域集客)、SNS、Web広告などがあり、業種やお客様の探し方に合わせて選びます。

検索からの流入を増やす考え方はホームページのSEO対策の基礎知識で、対策しているのに上位に出ない場合の原因は検索上位に表示されない原因と改善策で、集客チャネル全体の選び方はホームページで集客する方法で詳しく解説しています。

②問い合わせにつながらない(導線の問題)

訪問者はいるのに成果が出ないなら、原因は「来た人を行動に動かす導線」です。 アクセスはそこそこあるのに問い合わせがない場合、人を呼べていないのではなく、来た人を取りこぼしているということです。

ありがちなのは、電話番号や問い合わせボタンが目立たない、フォームの入力項目が多すぎて途中で離脱される、「何をしてくれる会社か」「料金の目安」「申し込み方法」が読み取れない、といった点です。
お客様は「自分に関係ある/信頼できる/次にどうすればいいかわかる」が揃って、初めて行動します。成果の最後のひと押しは、たいていこの導線部分でつまずいています。

担当・髙橋

「アクセスはあるのに問い合わせゼロ」のサイトを拝見すると、9割は“次にどうすればいいか分からない”状態です。
電話したいのに番号がフッターに小さくあるだけ、フォームに進む前に長い会社説明が続く……。
お客様は迷うと、考えるのをやめて去ります。行動してほしいなら、その行動を分かりやすく・近くに置く。これだけで反応が変わることは珍しくありません。

問い合わせ(コンバージョン)の導線を具体的にどう改善するかは、問い合わせを増やすホームページの作り方で手順立てて解説しています。

③ターゲットとずれている

「誰に向けたサイトか」がぼやけていると、集客も導線も同時に空回りします。 来てほしいお客様と、実際に来ている人がズレていると、アクセスがあっても問い合わせには結びつきません。

たとえば、高単価のオーダーメイドが強みなのに「格安」を打ち出してしまい、価格重視の人ばかり集まる。
あるいは法人向けの商品なのに、個人向けの言葉で書かれている。
誰にでも刺さるように書いた結果、誰の心にも刺さらない——これは作り手が陥りやすい落とし穴です。

担当・髙橋

「お客様は誰ですか?」と伺うと、「みなさんです」というお答えが意外と多いです。
お気持ちはわかりますが、全員向けの言葉は、結局だれの言葉でもありません。たった一人の理想のお客様を思い浮かべ、その人に語りかけるつもりで書くと、不思議と幅広い人にも届くようになります。

ターゲットの整理は、見出し・本文・写真・問い合わせ導線のすべてに関わる土台です。
集客や導線を直す前に、まずここを言葉にしておくと、後の改善がぶれません。

④作って放置している

公開後に何も手を入れていないサイトは、時間とともに効果が落ちていきます。 ホームページは「作って終わり」ではなく、公開してからが本番だからです。

情報が古いまま(料金やサービス、営業時間が実態と違う)、お知らせが何年も止まっている、検索エンジンの評価が更新されない……。
放置されたサイトは、お客様にも検索エンジンにも「動いていない会社」と受け取られがちです。
逆に、定期的に情報を足したり改善したりしているサイトは、少しずつ信頼と成果を積み上げていきます。

公開後に何をすればいいかはホームページ公開後の運用に、自分で無理なく更新を続けるコツはホームページを自分で更新する方法にまとめています。

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効果がないホームページの改善はどう進める?

改善は「いきなり直す」のではなく、計測→仮説→改善の順で進めるのが鉄則です。 数字を見ずに思いつきで直すと、効いているのか効いていないのか判断できず、改修費だけがかさみます。

感覚ではなく、「どこで人が落ちているか」を数字で見つけてから手を入れる。
これが遠回りに見えて、いちばんの近道です。

ステップやること見るもの・ツールの例
①計測現状の数字を取るアクセス解析(Googleアナリティクス)・検索の表示状況(Googleサーチコンソール)
②仮説どこで落ちているか考える流入数・ページ滞在・問い合わせ完了数
③改善小さく試して効果を見る1か所ずつ変更→数字の変化を確認

①計測:まず最低限の数字をそろえる

改善の第一歩は、感覚を数字に置き換えることです。 「なんとなく反応が悪い」では、どこを直せばいいか決められません。

最低限そろえたいのは、(1)月のおおよその訪問者数(集客の量)(2)よく見られているページ/すぐ離脱されるページ(3)問い合わせや電話などの行動の件数(導線の成果)の3つです。
Googleアナリティクスやサーチコンソールは無料で使えます。
難しく考えず、まずは「人は来ているのか?」「来た人は行動しているのか?」がわかる数字を見られる状態にするのが目的です。

担当・髙橋

「解析を入れていますか?」と伺うと、「入れたけど見ていない」が一番多いです。
数字は、見て初めて意味を持ちます。
最初から全部を読み解こうとしなくて大丈夫。“訪問者数”と“問い合わせ数”の2つだけでも毎月メモしておけば、自分のサイトが集客と導線のどちらでつまずいているかが見えてきます。

②仮説:どこで落ちているかを考える

集めた数字から「集客でつまずいているのか、導線でつまずいているのか」の見当をつけます。 ここが、最初の章の切り分けが効いてくる場面です。

判断はシンプルです。訪問者数が少なければ集客の問題で、SEOやMEO、SNS、広告など「人を集める施策」が候補になります。訪問者はいるのに行動が少なければ導線の問題で、内容のわかりやすさや問い合わせボタン・フォームの改善が候補です。
「来てほしい客層と来ている人がズレていないか」も、このタイミングで一緒に確認しておきましょう。

ざっくりした目安として、「人は月に何百人と来ているのに問い合わせが月0〜1件」なら導線、「そもそも訪問者が1日数人しかいない」なら集客を疑う、と考えるとあたりを付けやすくなります。

③改善:小さく試して、効いたものを残す

改善はサイト全体の作り直しではなく、1か所ずつ試して効果を確かめるのが基本です。 一度に全部変えると、何が効いたのかわからなくなるからです。

たとえば「電話ボタンを目立つ位置に移す」「トップに料金の目安を載せる」「主要ページに地域名を入れる」など、仮説に沿った変更を一つずつ。
変えたら数字の変化を1〜2か月ほど見て、効いた施策は残し、効かなければ次を試す——この小さな積み重ねが、もっとも確実な改善法です。

担当・髙橋

全面リニューアル(作り直し)は最後の手段です。
原因を切り分けないまま大改修すると、じつは効いていた部分まで一緒に変えてしまい、かえって悪化することもあります。まずは小さく直す。それでも構造的に厳しいと分かってから、作り直しを検討すれば十分です。

スマホで崩れる・更新できない・土台が古いといった構造的な問題が見えてきたら、そこで初めてリニューアルの検討に進みます。
判断のタイミングはホームページのリニューアル時期の見極め方で整理しています。

自社だけで原因の切り分けが難しいときは、第三者の視点を借りるのも一つの方法です。
弊社では現状のサイトを拝見し、集客と導線のどちらに課題があるかを一緒に整理する料金プランをご用意しています。
「うちはどこでつまずいている?」を知りたい方は、無料相談で現状の見立てだけ確認することもできます。

まとめ:効果がない原因は「集客」か「導線」で切り分ける

  • ホームページの効果がない原因は、まず集客(人が来ているか)と導線(行動につながるか)に分けて考える。
  • 典型的な原因は①アクセスがない ②問い合わせにつながらない ③ターゲットずれ ④放置の4つ。
  • 改善は思いつきで直さず、計測→仮説→改善の順で「どこで落ちているか」を特定してから手を入れる。
  • 計測は難しく考えず、まず訪問者数と問い合わせ数を毎月見ることから始める。
  • 改善は大改修より、1か所ずつ小さく試して効いたものを残すのが確実。リニューアルは最後の手段。

ホームページの効果に関するよくある質問

ホームページを作ったのに問い合わせが来ません。まず何をすべき?

まず「人が来ているか」を確認してください。
アクセス解析で訪問者数を見て、極端に少なければ集客(SEO・MEO・SNS・広告など)の問題、訪問はあるのに行動がなければ導線(問い合わせボタンやフォーム、内容のわかりやすさ)の問題です。
原因を切り分けてから、該当する場所だけを改善するのが近道です。

効果が出るまでにどれくらいかかりますか?

施策によって異なります。
問い合わせボタンの配置やフォームの改善など導線の手当ては比較的早く反応が出やすい一方、SEOによる検索流入の改善は数か月単位の積み重ねが必要です。
いずれも変更後1〜2か月は数字の変化を見て判断し、効いた施策を残していく進め方が安全です。

効果がないなら、思い切ってリニューアルすべきですか?

原因を切り分けないままの全面リニューアルはおすすめしません。
集客か導線かを特定し、小さな改善で反応が変わるなら、その方が費用も抑えられます。
構造的に古い・スマホで崩れる・更新できない仕組みといった土台の問題がある場合に、リニューアルを検討するのが順序です。

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本記事の監修者
ホームページ制作担当の監修者・川人大展|ホームページ制作とSEO対策・Web集客の専門家

監修者|川人 大展

株式会社SORAQ|Webディレクター・SEOコンサルタント

ホームページ制作会社のWebディレクター・SEOコンサルタントとして、
中小企業のホームページ制作とSEO対策・Web集客の支援に従事。

「ホームページ制作担当」では、ホームページ制作やSEO対策、Web集客に関する記事を専門的な観点から監修し、最新の検索エンジン動向とWebマーケティングの実務を踏まえた、正確で信頼できる情報発信を支えています。

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