
「A社は20万円、B社は150万円」——同じ「10ページのホームページ」をお願いしたのに、見積もりが7倍も違う。
最初のご相談で、この“価格差”に戸惑う方はとても多いです。
結論から言うと、この差はぼったくりではなく、料金が「何にいくらかかるか(作業量)」で決まることに理由があります。
仕組みがわかれば、自社にとっての適正価格も見えてきます。
本記事では、ホームページ制作の料金を左右する5つの要因と、料金タイプ・予算の決め方を整理します。
- ホームページ制作の料金は、突き詰めると「作業量(工数)」で決まります。
- 価格を左右するのは「ページ数・デザイン・機能・依頼先・運用範囲」の5つです。
- 同じ規模でも依頼先で相場が変わり、フリーランス15万円〜、制作会社50万円〜が目安です。
- 適正価格は「相場の真ん中」ではなく、目的から逆算して決めます。

執筆者|高橋 丈太郎
株式会社SORAQ|代表取締役
株式会社SORAQ代表取締役。「成果につながるホームページ制作」をテーマに、中小企業のホームページ制作とWeb集客を数多く支援してきました。
「ホームページ制作担当」では、制作現場で培った経験をもとに、中小企業の経営者・ご担当者がそのまま実践できるホームページ制作とWeb集客のノウハウを、わかりやすく執筆しています。
(詳しくは代表挨拶をご覧ください)
ホームページ制作の料金は、なぜこんなに幅があるの?
ホームページの料金には、決まった「定価」がほとんど存在しません。
理由はシンプルで、料金が作業量(工数)に比例するからです。
家を建てるのと同じで、「広さ・間取り・設備」が増えれば費用が上がります。
ホームページも「ページ数・作り込み・機能」が増えるほど必要な作業が増え、料金が上がる——ただそれだけのことです。
まずは目安として、サイト種類別のざっくりした相場を見てみましょう。
| サイトの種類 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 小規模コーポレート(3〜10ページ) | 〜50万円 |
| 中規模コーポレート(10〜30ページ) | 50万〜300万円 |
| ランディングページ(LP) | 10万〜60万円 |
| 店舗サイト(予約なし) | 10万〜50万円中心 |
※種類別・依頼先別のより詳しい相場はホームページ制作の費用相場で解説しています。
この幅の広さこそが「料金がわかりにくい」原因です。
では、何がこの差を生むのか。
次の章で5つの要因に分解します。
ホームページ制作の価格を左右する5つの要因

料金の違いは、大きく次の5つで決まります。自社の見積もりがどの位置にあるかは、この5項目で説明できます。
①ページ数・サイトの規模
最も基本的な要因です。
ページが増えれば、その分デザイン・コーディング・原稿の作業が増えます。
下層ページは1ページあたり数万円が積み上がっていくイメージです。
「とりあえず多めに」ではなく、必要なページに絞ることが、そのまま費用に効きます。
②デザインの作り込み(テンプレート or オリジナル)
担当・髙橋デザインは「建売住宅か、注文住宅か」の違いです。
既製テンプレートを使えば安く早く仕上がり、ゼロから設計するオリジナルデザインは費用が上がります。
TOPページのデザインは、テンプレート活用なら数万円規模、フルオーダーになると80万〜150万円規模になることもあります。
「他社と似た形でいい」のか「自社らしさを表現したい」のかで、かけるべき費用が変わります。
③搭載する機能
予約システム、ネットショップ(カート・決済)、会員機能、多言語対応、検索機能——こうした機能は、それぞれ開発・設定の作業が発生します。問い合わせフォーム程度なら大きな費用はかかりませんが、予約やECが入ると一気に金額が上がります。 「本当に今、必要な機能か」を見極めることが、過剰な出費を防ぎます。
④依頼先のタイプ
同じ規模のサイトでも、誰に頼むかで相場が変わります。
| 依頼先 | コーポレート(30ページ以内)の相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 制作ツールで自作 | 月0〜5,000円程度 | 最安。自由度・拡張性に制約 |
| フリーランス | 15万〜50万円 | 安いが品質は個人スキル依存 |
| 小規模制作会社 | 50万〜200万円 | 分業体制でバランス良好 |
| 中規模制作会社 | 100万〜400万円 | 戦略・品質保証が手厚い |
| 大手・広告代理店 | 400万円〜 | 大規模向け。小予算は不向き |
会社組織になるほど、営業・ディレクター・デザイナーなどの人件費(間接費)が乗るため総額は上がります。
その分、進行管理や品質保証の手厚さが変わります。
⑤運用・保守の範囲(どこまで任せるか)
見落とされがちですが、料金差の大きな要因が「対応範囲」です。
原稿(ライティング)、写真撮影、SEO設計、公開後の更新・保守——これらを含むか外すかで、総額は大きく動きます。



「相場より安い」見積もりの多くは、品質が高いのではなく原稿・撮影・SEO・修正回数・保守が含まれていないだけです。
逆に「全部おまかせ」は一番高くつきます。
自分で用意できる素材を増やすほど、費用は下げられます。
なお、この5つの要因は、突き詰めると「体制(誰の人件費が乗るか)・対応範囲(どこまで任せるか)・作り方(テンプレかオーダーか)」の3点に集約されます。
見積書を見るときは、この視点で比べると差の理由が見えてきます。
料金タイプの違い(払い方で総額が変わる)
要因に加えて、「支払いの形(料金タイプ)」でも総額の感じ方が変わります。
代表的な3タイプを押さえましょう。
| 料金タイプ | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 一括制作型(買い切り) | 初期にまとめて支払い。資産として残る | 長く使う/自社で更新したい |
| 月額・サブスク型 | 初期0円・毎月定額。実質は分割払い | 初期費用を抑えたい |
| 成果報酬型 | 成果(問い合わせ等)に応じて費用が発生 | リスクを抑えて試したい |
月額・サブスク型は初期費用を抑えられる一方、長く使うと一括型より割高になる場合があり、解約するとサイトが残らない契約もあります。
総額と「解約時にデータを持ち出せるか」を必ず確認してください(詳しくは月額・サブスク型の解説で)。
自社の適正料金はどう決める?(目的から逆算する)
「結局うちはいくらが正解?」の答えは、相場の真ん中を狙うことではなく、目的から逆算することです。
次の3ステップで考えます。
- 目的を決める:名刺代わり/問い合わせを増やす/採用を強化/ネット販売、など。
- 必要なページと機能を洗い出す:目的に直結するものだけに絞る。
- 依頼先のタイプを選ぶ:目的と予算に合うのは自作か、フリーランスか、制作会社か。



見積もりを取るときは「予算◯万円で何ができますか?」より、「この目的を達成するにはいくら必要ですか?」と聞くのがおすすめです。
目的ベースで相談すると、過不足のない提案が返ってきやすくなります。
弊社では、目的・予算に応じた料金プランをご用意しています。
「自社の場合いくらが適正か」を知りたい方は、無料相談で目安だけ確認することもできます。


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「作って終わり」にしない。ホームページ制作担当が企画から運用までまるごとサポートします。
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まとめ:料金は「目的 × 範囲」で決まる
- ホームページ制作の料金は、定価ではなく作業量(工数)で決まる。
- 価格を左右するのは①ページ数 ②デザイン ③機能 ④依頼先 ⑤運用範囲の5つ。
- 同じ規模でも依頼先で相場が変わる(フリーランス15万円〜、制作会社50万円〜が目安)。
- 適正価格は相場の真ん中ではなく、目的から逆算して決める。
ホームページ制作の料金に関するよくある質問
- ホームページ制作は最低いくらからできますか?
-
制作ツールでの自作なら月数千円程度から、制作会社のテンプレート型でも十数万円程度から可能です。
ただし金額は目的・ページ数・機能で大きく変わります。 - 料金が高いほど良いホームページですか?
-
必ずしもそうではありません。
重要なのは金額の大小より、目的に対して対応範囲が過不足ないかです。
目的に合わない高機能はムダになり、逆に必要な範囲を削った安さは後で響きます。 - 見積もりが他社より安いのですが大丈夫ですか?
-
原稿・撮影・SEO・保守などが含まれていない可能性があります。
総額と対応範囲をそろえて比較しましょう。
見積書の読み方は見積書の見方で解説しています。
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監修者|川人 大展
株式会社SORAQ|Webディレクター・SEOコンサルタント
ホームページ制作会社のWebディレクター・SEOコンサルタントとして、
中小企業のホームページ制作とSEO対策・Web集客の支援に従事。
「ホームページ制作担当」では、ホームページ制作やSEO対策、Web集客に関する記事を専門的な観点から監修し、最新の検索エンジン動向とWebマーケティングの実務を踏まえた、正確で信頼できる情報発信を支えています。
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