ホームページのバックアップ方法|トラブルに備える基本と頻度・復元の注意点

ホームページのバックアップ方法|トラブルに備える基本と頻度・復元の注意点|アイキャッチ画像

「ホームページのバックアップって、ちゃんと取れていますか?」——保守のご相談でこう尋ねると、「たぶんサーバーが勝手にやってくれているはず」という曖昧なお答えが返ってくることが、実はとても多いです。
普段は意識しない作業ですが、トラブルが起きてから「バックアップが無い」と気づくと、サイトをゼロから作り直すことになりかねません。

結論からお伝えすると、バックアップとは「ホームページのデータの控え(コピー)を別の場所に保存しておくこと」です。
取得方法は大きくプラグイン・サーバー機能・手動の3つがあり、大切なのは「取っているつもり」で終わらせず、復元できる状態で残しておくこと。
難しい専門知識がなくても、仕組みを知れば自分の状況に合った備え方が選べます。

本記事では、なぜバックアップが必要なのかという基本から、3つの取得方法、推奨される頻度と保管のコツ、そして復元のときに失敗しないための注意点まで、トラブルに備える基本をやさしく整理します。

この記事でわかること
  • バックアップとは「サイトのデータの控えを別の場所に保存しておくこと」だとわかる
  • 取得方法はプラグイン・サーバー機能・手動の3つ。それぞれの向き不向きがわかる
  • 推奨される頻度と、安全な保管の基本(別の場所に・複数世代で)がわかる
  • 復元のときに気をつけるべき注意点と、自社運用か外注かの判断材料がわかる

本記事の執筆者
ホームページ制作担当の執筆者・高橋丈太郎|中小企業のホームページ制作とWeb集客を支援する代表取締役

執筆者|高橋 丈太郎

株式会社SORAQ|代表取締役

株式会社SORAQ代表取締役。「成果につながるホームページ制作」をテーマに、中小企業のホームページ制作とWeb集客を数多く支援してきました。

「ホームページ制作担当」では、制作現場で培った経験をもとに、中小企業の経営者・ご担当者がそのまま実践できるホームページ制作とWeb集客のノウハウを、わかりやすく執筆しています。
(詳しくは代表挨拶をご覧ください)

目次

なぜホームページにバックアップが必要なのですか?

結論、バックアップは「データが消えたり壊れたりしたときに、元の状態へ戻すための備え」だからです。 これが無いと、トラブル時にサイトを一から作り直すしかなくなります。

ホームページのデータは、永遠に安全というわけではありません。更新作業の操作ミス、システムやプラグインの不具合、サーバー障害、そして不正アクセスや改ざんといったサイバー被害——こうした原因で、ある日突然サイトが表示されなくなったり、内容が壊れたりすることがあります。
そのとき頼りになるのが、別に保存しておいた控えです。

とくにWordPressなどのCMSで作られたサイトは、「記事や画像などのデータ(データベースとファイル)」と「設定」が組み合わさって動いています。
一部が壊れただけでも全体が表示されなくなることがあり、バックアップが無ければ復旧は難しくなります。

担当・髙橋

バックアップは、スマホの写真の「クラウド保存」とそっくりだと弊社では考えています。
普段は誰も意識しませんが、機種変更や故障のときに「あってよかった」と心底思うあれです。
ホームページも同じで、順調なときほどありがたみは見えないけれど、いざというときに事業を守ってくれる——それがバックアップです。

なお、バックアップは公開後のサイトを守る「保守」の一部です。
更新管理やセキュリティも含めて、放置するとどんなリスクがあるかはホームページの保守・メンテナンスとは?
放置リスクと対策
で全体像を整理しています。
あわせて読むと、「なぜ備えが要るのか」が立体的に見えてきます。

ホームページのバックアップ方法にはどんな種類がありますか?

バックアップの取得方法は、大きく「プラグイン」「サーバーの自動バックアップ機能」「手動」の3つです。 どれが最適かは、使っているシステムと「自分でどこまで管理できるか」によって変わります。

方法手間向いている人
① プラグイン初期設定すれば自動WordPressを使い、自分で設定できる人
② サーバー機能ほぼ自動(要確認)レンタルサーバーの機能を活かしたい人
③ 手動その都度かかる大きな更新前に確実に控えたい人

それぞれ一長一短があり、「どれか1つだけ」より、組み合わせて二重に備えるのが安心です。
順に見ていきましょう。

① プラグインで自動バックアップ(WordPressの場合)

WordPressなら、バックアップ用のプラグインを入れて初期設定すれば、決めた頻度で自動的に控えを取得できます。
データベースとファイルをまとめて保存でき、設定によっては外部のクラウド保存先へ自動でコピーすることも可能です。

メリットは、一度設定すれば手間がかからないこと。
注意点は、プラグイン自体が不具合を起こすこともあるため、「取れているか」を時々確認する習慣が要ること。
また、プラグインを増やしすぎると表示速度や安定性に影響することもあるので、信頼できるものを絞って使うのが基本です。

② サーバーの自動バックアップ機能

多くのレンタルサーバーには、サーバー側で定期的にデータを自動保存する機能が備わっています。
契約しているだけで一定期間分の控えが自動で残っている場合が多く、追加の設定がほぼ要らないのが利点です。

ただし注意したいのが、「自動だから安心」と思い込まないこと。保存される期間(何日分残るか)や、復元に別途費用や申請が必要かはサーバーごとに違います。
まずは契約中のサーバーの仕様を一度確認しておきましょう。
サーバー機能だけに頼らず、別の方法と併用しておくとより安心です。

担当・髙橋

「サーバーがバックアップしてくれてるから大丈夫ですよね?」——よくいただく質問ですが、弊社は「サーバー任せの一本足はおすすめしません」とお伝えしています。
サーバー障害そのものが起きたとき、同じ場所にある控えも巻き込まれる恐れがあるからです。
プラグインや手動で「別の場所」にもう1つ持っておく。
これが、いざというときに効いてきます。

③ 手動でファイルをダウンロード

サーバーの管理画面(FTPやファイルマネージャー)やデータベース管理ツールから、ファイルとデータベースを自分の手で取得して保存する方法です。
手間はかかりますが、「いま確実に控えを取りたい」というときに役立ちます。

とくに、テーマやプラグインの大きな更新、デザイン変更など「失敗したら戻したい作業」の直前には、手動でその時点の控えを取っておくのが鉄則です。
自動バックアップとは別に、節目で手動の控えを1つ作っておくと安心感が大きく変わります。

ホームページのバックアップ方法|トラブルに備える基本と頻度・復元の注意点|イメージ写真

無料相談受付中

その問い合わせ、もっと増やせます。

こんなお悩み、ありませんか?

  • 問い合わせや集客につながらなくて…
  • 何から手をつければいいか分からない…
  • 費用相場や自社に合うプランが知りたい…

「作って終わり」にしない。ホームページ制作担当が企画から運用までまるごとサポートします。

ご相談・お見積りは何度でも無料/無理な営業は一切しません

フォームは1分で送信完了。最短当日にご返信します。

バックアップの頻度と保管はどうすればいいですか?

頻度は「サイトの更新ペースに合わせる」、保管は「別の場所に・複数世代で」が基本です。 更新が多いサイトほどこまめに、控えはサーバーと違う場所に複数残しておくのが安全です。

まず頻度の目安を、更新ペース別に整理してみましょう。

サイトの更新ペースバックアップ頻度の目安
ほぼ更新しない(会社案内中心)月1回+大きな変更の前
定期的に更新(お知らせ・ブログ)週1回程度+変更の前
頻繁に更新(ECや予約など)毎日(自動が前提)

ポイントは、「最後のバックアップ以降の更新は、トラブル時に失われる」という点です。毎日問い合わせや注文が入るサイトを月1回しか控えていないと、最悪1か月分が消えることになります。
更新の重みに見合った頻度を選びましょう。

保管で意識したいのは、次の3つです。

  • 別の場所に保存する:サーバーと同じ場所だけに置くと、サーバー障害で一緒に失われる恐れがある。クラウドや手元のPCにも控える。
  • 複数世代を残す:最新だけでなく数回分残す。「壊れた状態のまま上書き保存」されても、前の世代に戻せる。
  • 取得日がわかるようにする:ファイル名や保存先で「いつの控えか」を明確にしておくと、復元時に迷わない。
担当・髙橋

バックアップの世界では「3-2-1ルール」という考え方がよく知られています。
ざっくり言うと「控えは3つ、保存先は2種類、うち1つは別の場所に」という目安です。
中小企業のサイトでそこまで厳密にする必要はありませんが、「最低でも、サーバーとは別の場所にもう1つ」——この一点だけは、ぜひ守っていただきたいところです。

復元のときに気をつけることはありますか?

復元で最も大切なのは、「いざというときに本当に戻せるか」を事前に確認しておくことです。 取得しただけで安心して、いざ使おうとしたら復元できなかった——という失敗が現場では意外と多いのです。

バックアップは「取ること」がゴールではなく、「戻せること」がゴールです。
次の点に気をつけておきましょう。

  • データが壊れていないか確認する:途中で失敗した不完全な控えだと、いざ復元しようとしても使えない。取得が正常に完了しているかを時々確かめる。
  • 復元の手順を事前に把握する:本番でいきなり試すと、操作ミスで状況を悪化させることがある。手順を一度確認しておく。
  • 復元前に現状も控える:戻す作業自体が失敗することもある。復元の直前に「今の状態」も別途バックアップしておけば、二重の安全網になる。
  • 古い控えで戻すと最新の更新は消える:1週間前の控えで復元すれば、その後の更新は失われる。どの時点に戻すかは慎重に選ぶ。

とくにWordPressのようなCMSは、データベースとファイルの整合性が崩れると復元がうまくいかないことがあります。
自社で原因を切り分けにくい場合は、無理に自分で操作して状況を悪化させるより、専門家に相談したほうが安全なケースも少なくありません。

担当・髙橋

いちばん多い失敗は、「バックアップは取っていたのに、いざ復元したら壊れていた・古すぎた」というパターンです。バックアップは“取得”と“復元テスト”がセット——これは現場で何度も痛感してきたことです。
可能なら一度、安全な環境で「本当に戻せるか」を試しておくと、本番での安心感がまるで違います。

なお、不正アクセスや改ざんといったセキュリティ被害は、バックアップが効いてくる典型的な場面です。
日々の更新・運用のなかでどう備えるかはホームページの保守・メンテナンスとは?
放置リスクと対策
で整理しているので、「守り」と「備え」の両輪としてあわせてご覧ください。

ここまでをお読みになって、「自分でここまで管理するのは難しそう」と感じた方も多いかもしれません。
バックアップは保守の一部で、専門家に任せれば月5,000〜20,000円が中心の保守費の中で、取得・保管・復元までまとめて見てもらえます。
保守費を含めた維持費の全体像はホームページの維持費はいくら?
内訳と相場
でも整理しているので、自社運用が不安な中小企業さまは、料金プランや無料相談からお気軽にご相談ください。

無料相談受付中

その問い合わせ、もっと増やせます。

こんなお悩み、ありませんか?

  • 問い合わせや集客につながらなくて…
  • 何から手をつければいいか分からない…
  • 費用相場や自社に合うプランが知りたい…

「作って終わり」にしない。ホームページ制作担当が企画から運用までまるごとサポートします。

ご相談・お見積りは何度でも無料/無理な営業は一切しません

フォームは1分で送信完了。最短当日にご返信します。

まとめ:バックアップは「取って・別の場所に・戻せる状態で」

  • バックアップとは、サイトのデータの控えを別の場所に保存しておくこと。操作ミス・障害・サイバー被害から事業を守る基本の備え。
  • 取得方法はプラグイン・サーバー機能・手動の3つ。どれか1つに頼らず組み合わせると安心。
  • 頻度は更新ペースに合わせる。保管は別の場所に・複数世代でが基本。
  • 復元は「戻せること」がゴール。控えが壊れていないか・手順・直前の現状控えを確認しておく。
  • 自社運用が不安なら、保守(月5,000〜20,000円が中心)で取得から復元までまとめて任せる選択もある。

公開後のサイトを守る保守全体の話はホームページの保守・メンテナンスとは、維持費の相場はホームページの維持費はいくら?
内訳と相場
もあわせてご覧ください。

ホームページのバックアップに関するよくある質問

バックアップは自分でできますか?

WordPressならバックアップ用プラグインを設定すれば、自動で取得することは可能です。
レンタルサーバーの自動バックアップ機能を使う方法もあります。
ただし「取れているかの確認」や「実際に復元できるか」までを継続して管理する必要があるため、不安な場合は保守として外注する選択も現実的です。

バックアップはどのくらいの頻度で取ればいいですか?

サイトの更新ペースに合わせるのが基本です。
会社案内中心であれば月1回+大きな変更の前、定期的に更新するなら週1回程度、ECや予約など毎日動きがあるサイトは毎日(自動が前提)が目安です。
最後の控え以降の更新は失われるため、更新の重みに見合った頻度を選びましょう。

バックアップを取っていれば、必ず元に戻せますか?

必ずとは言い切れません。
取得が途中で失敗していたり、控えが古すぎたりすると、思うように戻せないことがあります。
だからこそ「取ること」だけで満足せず、控えが正常か・復元手順を把握しているかを事前に確認し、できれば一度復元を試しておくと安心です。

無料相談受付中

その問い合わせ、もっと増やせます。

こんなお悩み、ありませんか?

  • 問い合わせや集客につながらなくて…
  • 何から手をつければいいか分からない…
  • 費用相場や自社に合うプランが知りたい…

「作って終わり」にしない。ホームページ制作担当が企画から運用までまるごとサポートします。

ご相談・お見積りは何度でも無料/無理な営業は一切しません

フォームは1分で送信完了。最短当日にご返信します。

本記事の監修者
ホームページ制作担当の監修者・川人大展|ホームページ制作とSEO対策・Web集客の専門家

監修者|川人 大展

株式会社SORAQ|Webディレクター・SEOコンサルタント

ホームページ制作会社のWebディレクター・SEOコンサルタントとして、
中小企業のホームページ制作とSEO対策・Web集客の支援に従事。

「ホームページ制作担当」では、ホームページ制作やSEO対策、Web集客に関する記事を専門的な観点から監修し、最新の検索エンジン動向とWebマーケティングの実務を踏まえた、正確で信頼できる情報発信を支えています。

こんな記事も読まれています。

シェアしていただけると励みになります
目次